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日本発AIベンチャーのLeapMind社、 総額11.5億円の資金調達を実施

更新日:

AILearn 編集部

要は、こういう話

  • LeapMind株式会社が、Intel Capitalをリードとする計7社から、総額11.5億円の資金調達を完了

本文

近年、AIの研究の中でも特に注目を集めているのが、ディープラーニングだ。ディープラーニングとは、人間の大脳新皮質のネットワーク構造、すなわちニューラルネットワークを模倣しモデル化した情報処理のことである。この技術を用いることで、コンピューターはデータの特徴を多段階でより深く学習できるようになった。

現在、この注目技術をビジネスに応用するべく、多くのベンチャー企業が日夜R&D(※1)に力を注いでいる。例えば、最近では、みずほフィナンシャルグループが日本株の取引にディープラーニング技術を導入することが話題になった。

他方、投資家達も、新しいビジネスチャンスをものにするべく、有望な技術やプロダクトをもつ会社に資本を注入している。10月23日にLeapMind株式会社(以下、LeapMind社)が行った第三者割当増資は、その好例だ。


LeapMind社が総額11.5億円の資金調達に成功

LeapMind社は、ディープラーニングの技術を用いた、ライセンス事業、システム提供事業、ソリューション事業を行う、日本発のAIベンチャーである。高い処理能力や高電力を前提としたこれまでのディープラーニング(深層学習)とは違い、小さなコンピューティングリソースでも動くように計算処理を圧縮した独自モデルの開発を行っている。2012年に創業後、2016年には、シリーズラウンドAで3億4千万円の調達に成功した。

そのLeapMind社が、10月23日、シリーズBラウンドで総額11.5億円の資金を調達した。このラウンドをリードしたのはIntel Capitalで、GMO Venture Partners、NTT データ、イノベーティブ・ベンチャー(NEC キャピタルソリューションと SMBC ベンチャーキャピタルによるファンド)、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、Visionnaire Ventures、アーキタイプベンチャーズの計7つの企業およびファンドを引受先とする第三者割当増資となった

同社は、アルゴリズムやハードウェアアーキテクチャの研究を行っており、ディープラーニング技術を一般化するためのプラットフォームを開発している。組込み向けディープラーニングソリューションの「JUIZ(ジュイス)」が、その代表的なプロダクトである。

今回の増資は、こういった「ソフトウェアとハードウェアの両領域におけるソリューションの研究開発、またそれに伴う世界中からの優秀な従業員の雇用、さらには海外を含めた事業開発/営業基盤の拡大に充当する」とされている。


編集部の考察

本トピックでは、資金調達の規模感に注目したい。

2016年には10億円以上が26社
https://ferret-plus.com/5759


補足

注釈

※1:Research and Development、研究開発。


参考リンク

みずほFGが日本株取引にAI導入へ、MiFID2に先行-関係者

シリーズBラウンドで総額11.5億円の第三者割当増資を実施

プレスリリース一部抜粋

ディープラーニング技術を活用した企業向けのソリューションを提供する、LeapMind株式会社(所在地 : 東京都渋谷区、代表取締役CEO : 松田 総一、以下LeapMind)は、10月20日(日本時間)にIntel Capital CEO Showcaseにて、インテルキャピタル(本部 : 米国カリフォルニア州サンタクララ)をリードインベスターとし、GMO VenturePartners株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 : 杉山 一康)、株式会社NTTデータ(所在地 : 東京都江東区、代表取締役社長 : 岩本 敏男)、イノベーティブ・ベンチャー投資事業有限責任組合(共同無限責任組合員 : NECキャピタルソリューション株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社)及び既存株主である、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社(所在地 : 東京都港区、代表取締役社長 : 中野 慎三)、Visionnaire Ventures Fund(所在地 : California州San Francisco、Managing Director : Keith Nilsson)、アーキタイプベンチャーズ株式会社(所在地 : 東京都港区、代表取締役 : 中嶋 淳)の7社を割当先とする第三者割当増資により、総額11.5億円の資金調達を完了しましたことを発表いたしました。

■資金調達の目的・背景

昨今ディープラーニングの可能性に大きな注目が集まっていますが、その処理にはクラウド/GPUなどの大きなコンピューティングリソースや高電力が必要であり、小さなコンピューティング機器において動かすことが困難であるのが現状です。

その課題を解決するために、スケーラブルな組込み向けディープラーニングソリューション「JUIZ(ジュイス)」を自社開発しております。今回新たに調達した資金は、ソフトウェアとハードウェアの両領域におけるソリューションの研究開発、またそれに伴う世界中からの優秀な従業員の雇用、さらには海外を含めた事業開発/営業基盤の拡大に充当する予定です。

【LeapMind 代表取締役CEO 松田 総一】

「LeapMindではソフトウェアとハードウェアの両領域に焦点を当てた研究開発を行い、ディープラーニング技術を様々な場面で使えるような最先端技術へと昇華させていきます。今回の資金調達により、パートナー企業との業務提携を進め自社開発中の“JUIZ”プラットフォームの事業開発を推進していく予定です。」

【インテル コーポレーション プログラマブル・ソリューションズ事業本部 自動車・組込み向けビジネス事業部担当副社長 イルハン・シェイク】

「インテルは、データセンターとエッジコンピューティング上でのAIコンピューティングに重点を置いた投資により、ディープラーニングやマシンビジョンの開発を支援しています。今回の投資は、革新的技術の開発とその世界的な普及を加速するというインテルのコミットメントを示すものです。」

に」することで誰でも簡単に使えるプラットフォームを作り、複雑で煩雑な技術を使いやすい形にして実社会に還元させ、世の中を一歩先に進めます。LeapMindについての詳細は、http://leapmind.ioにアクセスしてください。


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